福島市観光物産協会(渡辺和裕会長)は18日、宿泊あっせん業務を開始した。JR福島駅構内にある市観光案内所を訪れた観光客らの要望を聞いた上で、宿泊施設の空き室を確認、予約する。施設からは手数料をとるが、料率は明らかにしていない。
飯坂・土湯・高湯・岳の各温泉と市内には約130軒の宿泊施設があるが、まず55軒の宿泊施設と相互契約を結び、あっせん業務を始めた。「今後も参加施設を募り、宿泊客の選択肢を増やしたい」と協会事務局。
案内所は東口と西口の2カ所にあるが、それぞれ1人を配置。業務時間は午前9時から午後6時まで。土・日・祝日も営業する。カウンターのみの対応で、電話予約は受け付けない。「宿泊地や人数、予算など客の要望を聞き、施設の空き室状況を確認した上で予約業務を行う」。
宿泊客は施設で代金を支払う仕組みで、協会は現金の取り扱いは行わないという。