昨年の「福が満開、福のしま。」デスティネーションキャンペーン(ふくしまDC)を踏まえた観光キャンペーンがアフターDCとして4月1日〜6月30日に開催される。
福島県観光復興委員会とJR東日本は4日、福島市内で記者会見を行い、事業内容などを発表した。福島県の内堀雅雄知事のほか、JR東日本から向山路一・執行役員水戸支社長、百々潤司・仙台支社営業部長が出席した。
内堀知事は「県内の関係者が約2800の観光素材をブラッシュアップし、お客さまを迎えてきた。アフターDCはこの集大成。DCの成果を定着させ、インバウンドや教育旅行への対策、DMO(観光地域マネジメント・マーケティング組織)の形成など、さまざまな課題に生かし、さらなる発展を目指していく」と強調した。
アフターDCには、ふくしまDCのメーンテーマの「花」「食」「温泉」を引き継ぐ。新規特別企画は28件で、昨年のDCの36件を上回る計55件の特別企画を実施する。
具体的な事業では、(1)県内約50の酒蔵をスタンプラリーで巡る新規商品を造成(2)県内60以上の旅館が取り組む小原庄助のんびりプラン「朝寝、夜酒、朝湯+朝スペシャル」を展開(3)3月7、8日に北海道新幹線の開業に向け、札幌と函館でキャラバンを実施—など。
内堀知事らが出席したアフターDCの記者会見