福島県、DCへ商品造成を支援


観光地や観光施設を視察した後、商談会も開かれた

観光地や観光施設を視察した後、商談会も開かれた

 福島県は10月22、23日、来年4月からの「ふくしまデスティネーションキャンペーン(福島DC)」の開催を踏まえ、県外の旅行会社を対象とした現地視察研修会を開いた。東北、首都圏を中心とした旅行会社の商品造成担当者ら約20人を招待。旅行商品の造成を促進し、プラン内容に反映してもらおうと、観光素材をアピールした。

 今回の視察研修では、いわき、県中、県北、相双地方を巡るコースを設定した。

 初日には、琥珀を研磨するペンダント作り体験、恐竜の化石が見学できる石炭・化石館「ほるる」(いわき市)、国指定重要文化財の安積歴史博物館や開成館(ともに郡山市)を紹介。

 2日目には、見学が可能なアサヒビール福島工場(本宮市)、織物体験などができる道の駅川俣織物展示館(川俣町)をPR。相馬市では、漁船から松川浦湾内の状況を視察してもらった。

 宿泊先の磐梯熱海ホテル華の湯(郡山市)では、旅行会社の参加者と福島県、観光協会、旅館などの関係者約40人が参加して商談会も開かれた。

 懇親会では、うつくしま観光プロモーション推進機構の菅野豊会長が「前回の福島DCをさらにパワーアップし、『食、花、温泉』の魅力で観光客をお待ちしている」と話し、乾杯の音頭をとった。県観光交流課主幹の菅原加代子氏は「旅行会社の皆さまには、福島の魅力を堪能いただけたと確信している。官民一体となって準備をしており、来年のDCが楽しみだ」と語った。

 現地視察研修会は10月28日にも、会津、県南地方を巡るコースで実施された。

観光地や観光施設を視察した後、商談会も開かれた
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