福島県が都内で交流会、“元気”をアピール


参加者たちは福島の観光振興を誓って乾杯した(右は音頭をとるKNTの吉川社長)

参加者たちは福島の観光振興を誓って乾杯した(右は音頭をとるKNTの吉川社長)

 福島県は9月19日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで「八重のふるさと福島県 七転び八起き観光キャラバン」交流会を開いた。県内の旅館・ホテルの女将やスパリゾートハワイアンズのフラガールらが元気な福島をアピール、首都圏の旅行業者などに送客を呼びかけた。

 交流会は東京電力福島第1原発事故による風評被害の払拭と、会津藩出身の新島八重を取り上げる来年のNHK大河ドラマ「八重の桜」のPRを兼ねて実施。

 招待した旅行業者ら約200人を前にあいさつした内堀雅雄副知事は、「県を元気にする一番大事なものは観光。福島に来て、見て、味わってもらい、笑顔になって帰っていただくことが県民に元気を与える。観光を突破口にして本格的な復興を目指したい」と述べると共に、2015年にJRグループのデスティネーションキャンペーン(DC)を誘致する考えを明らかにした。

 来賓の井手憲文観光庁長官は「来年度予算概算要求に福島だけを単独補助する予算(福島県における観光関連復興支援事業)を盛り込んだ」と強調。また、東北観光推進機構6社協を代表してあいさつした日本旅行の丸尾和明社長は「大河ドラマは(誘客の)起爆剤になる」と期待を寄せる一方、息の長い復興支援を誓った。乾杯の音頭は近畿日本ツーリストの吉川勝久社長がとった。

 会場では福島市出身の女優・白羽ゆりさんによる大河ドラマのPR、観光PR隊「ふくしま八重隊」のパフォーマンス、フラガールのフラダンスなどが披露され、元気あふれる交流会となった。

 これに先立ち、旅行会社の商品造成担当者を対象にした「観光説明会」を開催。県の誘客対策や旅行会社を対象とする招へい事業(12月3〜5日を予定)などについて説明した。

 同日には、県旅館ホテル生活衛生同業組合女性委員会(若松佐代子委員長=いわき湯本温泉新つた)のメンバーが東京都庁を訪れ、十河慎一観光部長と面談し、県観光への継続的な支援を申し入れた。

参加者たちは福島の観光振興を誓って乾杯した(右は音頭をとるKNTの吉川社長)
参加者たちは福島の観光振興を誓って乾杯した(右は音頭をとるKNTの吉川社長)
 
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