日本旅行業協会(JATA)は13日、会員会社が実施する持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた優れた取り組みを表彰する第2回「JATA SDGsアワード」の各賞を発表した。大賞は、読売旅行の「常磐沖の海産物など福島県『浜通り』地域の味覚と新たな魅力を体験する一般向けツアーを販売・実施し、『浜通り』の風評払しょくと復興を後押しする取組」に決定した。
同アワードは、表彰により旅行業界でのSDGsの取り組みを推進するのが目的。各会員会社が実践事例に触れることで、将来のあるべき社会や自社の姿を自発的に考える機会とし、各社のイノベーションの創出を促進する狙いもある。
表彰部門は(1)社会・人権部門(貧困、健康福祉、教育、ジェンダーおよび会均等等に関する内容)(2)経済・産業部門(労働、産業、技術およびエネルギー問題等に関する内容)(3)地球環境部門(海洋資源、森林資源、生物多様性および気候問題等に関する内容)(4)共創部門(協働、連携を軸とした内容)の四つがあり、各部門の優秀賞の中から大賞が選ばれる。
表彰対象は23年4月~24年3月に実施した活動や事業、または近年継続して実施した活動、事業にあって同期間内に効果が見られたもの。今年の応募件数は50件。
各受賞は次の通り。
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