帝国データバンクが8月、全国の企業に行った新型コロナ関連融資に関する調査で、同融資の返済について「不安」と感じている企業割合は、旅館・ホテルが約4割(39.7%)と業種別で最も多かった。全業種計は12.2%と、前回調査(2月、9.0%)から上昇。「返済に窮し、事業継続が困難になる企業の拡大が懸念される」(同社)。
新型コロナ関連融資を「現在借りている」企業割合は49.2%。業種別では家具類小売が77.8%と最も多く、旅館・ホテルが75.9%と2位になっている。
融資の返済状況は、「3割未満」が最も多く、42.3%。次に多いのが「未返済や今後返済開始」で32.6%だった。
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