経済産業省・資源エネルギー庁は6日、2013年度の地熱資源の開発補助事業として16件を採択したと発表した。うち、新規案件は6件となっており、地熱資源の開発の動きが徐々に広がっている。
採択は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が審査委員会を開き、その結果を踏まえて両省庁が決定した。
地熱資源開発を推進することを目的に、地熱発電事業の実施の可能性を検討するために行う地表調査や井戸の掘削調査などに対して補助するもので、50%から全額の間の比率で、最大5億円を助成する。
新規として、北海道上川町の上川地域や洞爺湖町の洞爺湖温泉地域、岩手県雫石町の網張地域などが決まった。公募は11月29日まで続けるため、採択件数はさらに増えそうだ。