日本旅行業協会(JATA)は11月20日、10月11日に実施した2020年度「総合旅行業務取扱管理者試験」の結果を発表した。受験者数は1万378人、合格者数は4225人(合格率40.7%)だった。
同試験の職業者別合格数は旅行業が2418人(57.2%)と最も多く、旅行関係以外の会社員(500人、11.8%)、大学生(428人、10.1%)、専門学校生(307人、7.3%)が続いた。
年齢別合格者数は、24~29歳(1142人、27.0%)、30~39歳(1108人、26.2%)、19~23歳(818人、19.4%)、40~49歳(711人、16.8%)、50~59歳(289人、6.8%)の順だった。
「開場時間を早めるなど密対応をするほか、受験者のマスクの着用や消毒、換気など衛生管理を徹底して試験を開催した。昨年は台風の影響で受験ができない地域もあったが、今年は備品などコストがかかったが無事に実施できた」とJATA。
総合旅行業務取扱管理者試験は、旅行業法に基づき、JATAが観光庁長官の試験事務代行機関として毎年1回実施しているもの。