観光庁がこのほど集計した訪日外国人消費動向調査の結果、2018年4~6月期の訪日外国人の旅行消費額(1次速報値)の総額は1兆1233億円となった。このうち一般客(クルーズ客以外)の旅行消費額が1兆960億円、クルーズ客の旅行消費額が273億円だった。一般客の1人当たり旅行支出(1次速報値)は14万4082円となった。
18年1~3月期の調査から方法が変更されたため、過去の実績との比較には注意が必要だが、旅行消費額は前年同期比4.2%増、一般客の1人当たり旅行支出は同3.5%減となった。
旅行消費額を国・地域別に見ると、中国が3620億円で全体の32.2%を占めた。次いで台湾が1502億円、韓国が1302億円、米国が846億円、香港が819億円など。
費目別では、買い物代が3893億円(構成比34.7%)、宿泊費が3203億円(同28.5%)、飲食費が2560億円(同22.8%)、交通費が1177億円(同10.5%)、娯楽等サービス費が393億円(同3.5%)など。
一般客の1人当たり旅行支出14万4082円を費目別の内訳について見ると、買い物代が4万7805円、宿泊費が4万2107円、飲食費が3万3495円、交通費が1万5415円、娯楽等サービス費が5148円など。
クルーズ客の1人当たり旅行支出は4万501円となった。費目別の内訳は、買い物代が3万8058円、飲食費が1722円などだった。