草津温泉観光協会は2日、都内で観光プロモーションを開催した。参加したのは100人を超える旅行会社社員ら。同温泉側は、草津町や同町商工会、同温泉旅館協同組合などから36人が出席し、官民合同で説明に当たった。
はじめにあいさつに立った観光協会の中澤敬会長は、消費増税直後は入込数が1.5〜2割程度下がったが、7〜9月は前年並みの数字に戻る見通しを示した上で、「(本社主催の)温泉100選も連続1位になっている。圏央道や北陸新幹線の開通、善光寺の御開帳などいろいろなものが重なっていることは草津温泉にとってめったにない」と期待を述べて参加者に送客を要請した。
さらに、黒岩信忠町長が、御座之湯や5日にオープンした湯路広場、建て替え予定の熱の湯の概要など、ハード面を中心に紹介した。
この後も、観光協会や旅館組合青年部、商工会などの関係者らが、今後のイベント予定や取り組みなどを発表した。
また、一部地域で規制が続いている草津白根山の火山活動による影響について、黒岩町長は「噴火につながる兆候はない」と述べ、参加者に冷静な対応を求めた。
最後に懇親会が開かれ、観光協会などが同温泉の食の名物「932味(くさつみ)」に育てようとしている「まいたけ春巻き」「花豆コロッケ」「冷製熊笹うどん」などが振る舞われた。
懇親会で振る舞われた「932味」の数々