群馬県は4日、東京・銀座のぐんま総合情報センター「ぐんまちゃん家」で、群馬のイメージアッププロモーション「群馬探検隊」の発足記念記者発表会を開いた。群馬がインターネット上で「グンマー」などと揶揄されてきたことを逆手にとり、「群馬の逆襲」として、県の魅力を探検隊が探っていくというもの。隊長には藤岡弘、さんが就任した。
群馬県は温泉やうどんなど、自慢できるものが数多くあるにもかかわらず、近年では都道府県魅力度ランキングで最下位争いの常連になっている。自慢下手な県民性が災いした結果、大分県に「温泉県」、香川県には「うどん県」を先に名乗られてしまうことにもなった。
藤岡隊長と、群馬県のキャラクター「ぐんまちゃん」らで組織する探検隊は、群馬の名産品や特産品、観光地などを探検するという設定で、「報告書」は劇画タッチの漫画で描かれ、県のホームページに掲載される。
第1話はすでに公開。探検隊は原住民と噂される「グンマー」を探しに行くというもの。
記者会見であいさつした藤岡さんは、「藤岡姓のルーツである藤岡城が群馬県の藤岡市にあるので縁を感じている」と語り、群馬の魅力については「自然に恵まれ、おいしい食べ物もある。温泉も多い。探検隊の漫画を見て、群馬に来てほしい」と述べた。