群馬県やJR東日本高崎支社など252団体で構成するググっとぐんま観光宣伝推進協議会(会長・大澤正明知事)は22日、10月1日〜12月31日に実施する「ググっとぐんま観光キャンペーン」の概要を発表した。期間中、前年同期比5%増、1595万人の入込客を見込んでいる。
キャンペーンはJR東日本の重点販売地域指定を受け、県全域を対象に実施する。テーマは「心にググっとぐんま わくわく 体験 新発見」。
今回は「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録や、圏央道の相模原愛川インターチェンジ(IC)—高尾山ICの開通で神奈川、静岡両県からのアクセスが向上したことが追い風になると見ている。また、「来年春の北陸新幹線金沢延伸を見据えた誘客対策を実施する」と同協議会。
キャンペーンでは世界遺産登録を記念したパンフレット「ぐんま周遊観光クーポン&スタンプラリー」の制作や県内のご当地キャラを一堂に集めたイベント(11月16日、富岡市)などを開催する。圏央道関係では、神奈川県との共同プロモーションを展開し、東京のぐんまちゃん家や神奈川県庁で名産品の販売と観光PRを行う。
北陸方面からの誘客を図るため、富山県で「ぐんま観光PR展」を開催するほか、12月には石川、富山両県の旅行会社、マスコミを訪問、群馬の魅力を訴える。
オープニングセレモニーは10月5日、JR高崎駅ホームで行う。関係者によるテープカット後、「C61」「D51」のSL2台が同時発車する。