群馬県は9日、ゴールデンウイーク(GW、4月27日~5月6日)の観光動向を発表した。県内主要施設34カ所の入り込み客数は前年比22.7%増の120万9141人と好調で、県は期間の長さに加え、「プレデスティネーションキャンペーン(DC、4~6月)における各地の取り組みが集客に寄与した」(観光物産課)とみている。
主な温泉地9カ所の宿泊客数は21.5%増の30万3659人で、客室稼働率は6ポイント増の87.8%に。宿泊客数のピークは5月3日だった。
宿泊客数が多かったのは草津温泉で、16%増の12万8883人となった。水上温泉郷は21.6%増の6万7725人、伊香保温泉は28.7%増の4万4072人、四万温泉は16.3%増の2万4851人。いずれの温泉地も2桁増で、中でも猿ヶ京温泉は58.1%増という高い伸びを示した。
10連休で入り込み客が分散し、花の見ごろがGWと重なったこともあり、ほとんどの観光施設で入り込み客数は増加。つつじが岡公園(館林市)は9万2437人と10万人に迫る勢いで、1日平均9244人が足を運んだという。