冬柴鐵三国土交通相は25日、中国民用航空総局の楊国慶副局長と北京市内で会談し、羽田〜上海・虹橋空港間の国際旅客チャーター便を今年中に調整が可能ならば10月8日ごろにも開設することで合意した。日中双方2便ずつ、1日計4便を定期的に運航する。また来年の北京五輪に合わせて臨時チャーター便を開設することでも合意した。
羽田〜虹橋間のチャーター便就航は、今年4月の日中首脳会談で合意していたが、開始時期や便数が未定だった。都心に近い両空港にチャーター便が就航することで渡航者の利便性が向上、交流の活性化が期待される。
冬柴大臣は、羽田〜虹橋便について「日中間の交流促進の観点から非常に有意義だ。国交正常化35周年の今年内に、しかも国交正常化の共同声明が調印された9月29日に近い10月8日ごろの実現に向けて、双方が努力する運びになったことは喜びにたえない」と述べた。