
「World's Cleanest Airports」10年連続 世界第1位 「World's Best Domestic Airports」13年連続 世界第1位 「World’s Best PRM / Accessible Facilities」7年連続 世界第1位
清潔さ10年連続、国内線13年連続で首位に
日本空港ビルデング株式会社は10日、羽田空港旅客ターミナルが英国のSKYTRAX社が実施する2025年国際空港評価で3部門において世界第1位を受賞したと発表した。
受賞した3つの評価部門の表彰盾
受賞したのは「World’s Cleanest Airports(世界で最も清潔な空港)」部門で10年連続世界第1位、「World’s Best Domestic Airports(世界最高の国内線空港)」部門で13年連続世界第1位、そして「World’s Best PRM / Accessible Facilities(移動に支援が必要な旅客向け施設)」部門で7年連続世界第1位となった。これに加え、アジア空港の総合評価である「Best Airports in Asia」部門では第2位、空港の総合評価「World’s Best Airports」部門においては世界第3位を獲得した。
「World’s Cleanest Airports」部門では、空港内の清潔さや快適さなどが評価され、10年連続12回目の首位となった。国内線空港総合評価の「World’s Best Domestic Airports」部門では、国内線エリアの使いやすさや快適性などが総合的に評価され、13年連続で世界のトップに立った。同時に「World’s Best PRM / Accessible Facilities」部門では、高齢者や障がいのある方、怪我をされた方など移動時のサポートを必要とする旅客への取り組みが評価され、7年連続の第1位となった。
ハブ空港としての役割
羽田空港は国内・国際ネットワークを活用したハブ空港として重要な役割を担っており、日本空港ビルデングでは施設の整備や安全性・利便性の向上に継続的に取り組んでいる。空港の総合評価部門(World’s Best Airports)においては、シンガポールのチャンギ国際空港、カタールのドーハ・ハマド国際空港に次ぐ第3位となった。日本からは成田国際空港も第5位にランクインしている。
同空港が特に力を入れている取り組みの一つが環境配慮だ。持続可能な社会の実現に向け、環境負荷の低減などエコエアポートの推進に注力。「人にも環境にもやさしい先進的空港」の実現を目指しているという。
世界的な空港評価において複数部門で首位を獲得し続けていることは、日本の空港サービスの質の高さを示すものとなっている。同社では「世界中からお越しになるお客さまや航空関係者をはじめ、さまざまなステークホルダーの皆さまから信頼され続ける空港運営を目指す」としている。
なお、今回の評価では羽田空港は「World’s Best Airport Dining(空港内飲食施設)」部門と「World’s Best Airport Washrooms(空港内洗面所)」部門においても第2位を獲得している。羽田空港旅客ターミナルは、第1・第2ターミナルを日本空港ビルデング株式会社が、第3ターミナルを東京国際空港ターミナル株式会社が、それぞれ所有、管理・運営している。