旅館・ホテルに特化し、設備投資や改修工事、社員研修、販売促進などのコンサルティングを行うリョケン(静岡県熱海市、佐野洋一社長)は7月10、11の両日、群馬県水上温泉のみなかみホテルジュラクで通算163回目の「旅館大学セミナー」を開く。対象者は、旅館・ホテルの経営者、幹部、中間管理職。講演、講義、館内見学、懇親会などを行う。
10日は、「みなかみホテルジュラクの新戦略展開と設備投資の目的と概要」をテーマに聚楽取締役社長の加藤治氏が登壇し、六つのホテルと首都圏で飲食店を経営する聚楽グループが構想する新時代に向けた戦略の背景と今後の課題を語る。また、「販売戦術と運営改善への取り組み」をテーマにした同ホテルの経営改善委員会によるパネルディスカッションも実施し、「販売促進」「サービス運営」「レストラン運営」について議論する。
14日は、リョケンによる「4軒の事例から学ぶ『自活経営』のヒント~自らの活路を切り拓くための取り組み手法を徹底研究~」と題した講演会が催される。4軒の旅館が「生産性向上」「商品力強化」「人材・組織」など、実際に取り組み成果を生んでいる手法を語る。
会場であるみなかみホテルジュラクは、昨年10月4日にリニューアルオープン。「リブランディング&リボーン計画」の第1弾として、総投資額14億5千万円の大規模リニューアルと耐震補強工事を行った。(1)高い付加価値を生むブッフェダイニング「KAWATONE」(2)こもれび、暖炉ラウンジ(3)オープンエアの屋上庭園「水のテラス」(4)じゅらく食パン工房(5)おみやげマルシェ―を新たに設けるほか、全客室107室のうち36室をリニューアルした。
受講料は2万6千円(税込み)。旅研くらぶ会員は2万3千円(同)。その他宿泊料など。問い合わせは、リョケンTEL0557(83)2120まで。