内閣府と財務省はこのほど、法人企業景気予測調査の7~9月期分を公表した。同期の自社の景況判断BSIは、大企業が2.0と、昨年7~9月期以来、1年ぶりの上昇超となった。中堅企業はマイナス8.1、中小企業は25.8と、下降超にとどまった。
BSIは前の四半期と比較して、業況が上昇と判断した企業割合から下降と判断した企業割合を引いた値。
大企業は全産業が前期(今年4~6月期)のマイナス47.6から大きく上昇。このうち製造業が8.5、非製造業が0.2と、前期のマイナス52.3、マイナス45.3から、ともに大きく上昇した。
中堅企業、中小企業も前期のマイナス54.1、マイナス61.1から大きく上昇するも、下降超にとどまった。
来期(今年10~12月期)は大企業が2.9と、2期連続で上昇超の見通し。製造業が8.5、非製造業が0.2と、ともに上昇超の見通し。
中堅企業はマイナス2.6、中小企業はマイナス15.0と、ともに下降超が続く見通し。