茨城交通は2日、路線バス全車両約400台に各種キャッシュレス決済を導入すると発表した。
茨城交通株式会社(本社:茨城県水戸市、代表取締役社長:任田正史、以下:茨城交通)、株式会社みちのりホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役グループCEO:松本順、以下:みちのりHD)、三井住友カード株式会社(東京本社:東京都港区、代表取締役社長:大西幸彦、以下:三井住友カード)、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:スティーブン・カーピン、以下:Visa)、株式会社小田原機器(本社:神奈川県小田原市、代表取締役社長:丸山明義、以下:小田原機器)、QUADRAC株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:高田昌幸、以下:QUADRAC)は、茨城交通の運行する路線バス(約400台)において、新たに各種キャッシュレス決済の導入を決定しましたので、お知らせいたします。
現在、茨城交通の路線バスではICカード・現金以外の決済手段がなく、ICカードも「いばっピ」(統合前の茨城交通エリア)、「でんてつハイカード」(旧日立電鉄交通サービスのエリア)の互換性の無い2つのサービスが併存しています。この度、全エリアのサービスを「いばっピ」に統一するとともに、新たにVisaのタッチ決済とQRコード決済での運賃支払いを可能とし、利便性の向上を実現します。
【新サービス】
※ご利用可能な決済ブランド、導入対象等はサービス開始時までに変更となる可能性があります。
1. 新サービスの概要
●路線バスで各種キャッシュレス決済の利用が可能に
・Visaのタッチ決済
–お持ちのVisa のタッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)やスマートフォン等を乗降時に決済端末の読取部にかざすことで運賃支払いが出来ます。
–Visaのタッチ決済ご利用者に対して、利用実績に応じた柔軟な運賃サービスが可能となります(今後検討)。
・QRコード決済
–降車時にスマートフォンに表示させたQRコードを決済端末のカメラに読み取らせることで運賃支払いが出来ます。(乗車時は整理券をお取りください)
・MaaSデジタルチケット
–茨城MaaSで販売するデジタルチケットをご利用いただけます。
–降車時にチケット画面に表示されるQRコードを決済端末のカメラに読み取らせることで認証が完了します。(乗車時は整理券をお取りください)
※ご利用いただける券種、認証方法等は現段階での計画で、変更になることがあります。
●いばっピのサービスが更に便利に
・日立エリアへ「いばっピ」サービスを拡大します。(でんてつハイカードはサービスを終了します。)
※詳しいサービス終了時期等は決まり次第お知らせいたします。
・「いばっピWebサービス」の提供を開始します。
窓口にお越しいただくことなく、PC、スマートフォンで各種手続きが可能となります。
① 継続定期券の購入
–Webにて継続の申込・決済後、お手持ちの定期券でバスに乗車すると有効期間が自動で更新されます。
②オートチャージの新規申込、解約
–オートチャージの申請が可能になります。
③新規定期券の購入予約
–あらかじめ予約いただくことで、窓口での購入時間を大幅に短縮できます。
2. ご利用者のメリット
✓決済手段として利用の増加が著しいVisaのタッチ決済やQRコード決済等のキャッシュレス決済手段でご利用いただけるため、路線バスのご利用頻度の少ない方や、地域外から来る観光客の利便性が向上します。
✓すべてのキャッシュレス決済手段を同じ決済端末で処理し、分かりやすい利用方法を実現します。
✓「いばっピ」の各種手続きをWebサービスで受け付け、繁忙期の窓口混雑を大幅に軽減します。
✓茨城交通の路線バス全エリアで統一されたサービスとなります。
【決済端末のご利用イメージ】
3. 各社の役割
※本資料に掲載されている商品またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。
※「QRコード」は、株式会社デンソーウエーブの登録商標です。
※サービス内容の詳細は後日決まり次第お知らせいたします。サービス内容は現段階での計画で、変更になることがあります。