観光経済新聞社は、旅行会社やOTAの投票によって選ばれる第37回「にっぽんの温泉100選」を決定した。1位の栄冠に輝いたのは草津温泉(群馬県)。史上初の21年連続トップだ。2位は下呂温泉(岐阜県)、3位は道後温泉(愛媛県)で、これらのトップ3は不動だった。併せて、2023年度「人気温泉旅館ホテル250選」を決定したほか、初回の1999年から今回まで25年間全てに入選した施設を新たに「プラチナ」と認定している。
にっぽんの温泉100選は、旅行のプロである旅行会社(現在はOTAも含む)の投票によって旅行者に人気の温泉地を把握するために1987年からスタート。このランキングに刺激を受けた各地の温泉地が上位を目指して競い合い、全国の温泉地が活性化することも目的としている。
後援は観光庁、環境省と日本旅館協会、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会、日本温泉協会、日本旅行業協会、全国旅行業協会、日本観光振興協会、日本政府観光局、公益財団法人日本交通公社。国内観光(インバウンド含む)に関わる主な省庁と団体が後援している、にっぽんの温泉100選は、「観光業界が認めた温泉ランキング」だ。
投票方法は、JTBやKNT―CTホールディングス、日本旅行、東武トップツアーズなどの旅行会社や、じゃらんnetや楽天トラベルなどのOTAを対象に投票はがきを配布し、7月1日から10月末まで投票を募った。加えて、WEBからの投票も受け付けた。
会員向け記事です。