藤田観光は17日、京都国際ホテル(京都市、274室)の営業を来年12月26日に終了すると発表した。土地と建物は売却する。
同ホテルは1961年8月に開業。二条城に近く、団体客や修学旅行生などの利用が多かった。また、「京都初の本格的なシティホテルということもあり、開業当初から注目を集め、国内外の多くのお客さまにご愛顧いただいた」という。
建物の老朽化に伴い、改修などの大規模投資を検討したが、総合的に判断した結果、営業を終了し、土地などを譲渡することにした。ただ「京都はホテル事業を行う場所として魅力的なエリアであるという考えは全く変わっていない」とし、運営会社である藤田ホテルマネジメントは存続させ、新たなスタイルのホテルの開発と出店準備を進める方針だ。