JR九州は1月27日、西九州新幹線各駅と車内のメロディを元カシオペアの向谷 実氏が作曲すると発表した。
2022年度秋頃の西九州新幹線開業に合わせ、西九州新幹線(武雄温泉~長崎間)の各駅及び新幹線車内においてオリジナルの発車メロディー・車内メロディーを導入いたします。
なお、今回導入するメロディーは、現在、九州新幹線各駅(新鳥栖~鹿児島中央間)や博多駅(在来線)、D&S列車等の車内放送で使用しているメロディーの作曲者である向谷 実(むかいや みのる)氏に作曲をお願いしました。
1.メロディーの使用場所
(1)発車メロディー
西九州新幹線(武雄温泉・長崎間)各駅ホームで新幹線発車時の案内放送
※新幹線ホームのみ放送
(2)車内メロディー
西九州新幹線(武雄温泉・長崎間)を運行する新幹線車内で駅到着時等の案内放送
2.各メロディーのコンセプト
・武雄温泉駅:1300年の歴史がある武雄温泉のシンボルであり、竜宮城を思わせる朱塗りの武雄温泉楼門をイメージして制作
・嬉野温泉駅:塩田川を中心に数多くの旅館やホテルが軒を連ね、九州屈指の名泉「日本三大美肌の湯」で知られる嬉野の温泉街をイメージして制作
・新大村駅:新大村駅を中心に発展する駅周辺や新興住宅など新しい大村の魅力を感じられるようにポップな感じで制作
・諫早駅:電子機器や半導体工場など発展する産業と島原へのアクセスなど観光やビジネスのハブとしての駅でもあるため、ややモダンな感じで制作
・長崎駅:国指定の重要無形民俗文化財「長崎くんち」の銅鑼(どら)で始まり、途中、鎮魂の意味で浦上天主堂と大浦天主堂の鐘の音が鳴り、旅の思い出を感じてもらえるよう3拍子の軽快な感じで制作・車内メロディー:新たに誕生した西九州新幹線をイメージし、西九州から新しい風が吹くイメージで制作
3.向谷実氏のプロフィールについて
日本を代表するフュージョンバンド「カシオペア」の元キーボーディスト。JR九州内では、九州新幹線で使用中の発車メロディー・車内メロディー、D&S列車で日南線を走る「海幸山幸」の車内メロディー、極上の“食・時・おもてなし”を味わう幻の列車「或る列車」の車内用BGMの制作、あまくさみすみ線を走る「A列車で行こう」の車内用BGMであるビッグバンド演奏のジャズの監修などを手がけられたほか、大手私鉄の発車メロディーなども数多く制作されています。また、(株)音楽館代表取締役を務め、博物館、運転士訓練用のシミュレータの制作なども手がけられています。
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