
群馬県は12月15、16の両日、草津温泉(草津町)=写真=で「湯けむりフォーラム2023」を開催する。有識者らとの議論を通じ、新しい価値を群馬から発信する、「県庁最大のイベント」(山本一太知事)という。リアルでの開催は2回目、オンラインを含めると4回目となる。
後援は一般社団法人新経済連盟、草津町。会場は草津音楽の森コンサートホールとホテルヴィレッジが予定されている。
初日は群馬交響楽団の演奏やAKB48のミニライブ、県出身で世界的なジャズピアニストの山中千尋さんによるジャズライブなどを開催。
2日目はユネスコ無形文化遺産への登録を目指す「温泉文化」について語る「温泉文化フォーラム」を開催。第1部はフィンランドサウナ協会副会長のリトバ・オメロルオマ氏、群馬女将の会会長の田村早代氏、温泉エッセイストの山崎まゆみ氏、2部はぐんま大使でタレントの中山秀征氏、作家の嵐山光三郎氏らが参加する予定。
このほか、新経済連盟とコラボした「女性・若者活躍について考えるトークセッション」や、匿名掲示板「2ちゃんねる」開設者の西村博之氏と山本知事との対談などもある。
フォーラムは招待制で、県内外の企業を中心に、在日外国大使館や県選出国会議員、市町村長など約400人の参加を見込んでいる。一方、県内に通学または在住の大学生(大学院生、高等工業専門学校生を含む)については、各日50人ほどを招待する。
山本知事は10月の定例会見で、「さまざまな分野で濃密なディスカッションを交わし、県の政策に取り入れると同時に、群馬から日本を変える『群馬モデル』が生まれることを期待している」と強調した。