赤羽一嘉国土交通相は3月24日、衆院国土交通委員会で、Go Toトラベル事業の再開には、国の感染状況の基準で全国がステージⅡ相当以下になることが必要との考えを説明した。他方で、観光地域でクラスターが発生していないことなどから、観光関連事業者が実施してきた感染防止対策については信頼を寄せた。国民民主党の古川元久議員の質問に答えた。
赤羽国交相は「Go Toトラベルは、国の事業で原則的に全国だ。ブロックごとの実施など応用はないとは言えないが、全国が一斉にステージⅡ相当以下になることが重要で、そうならないと難しい。ゴールデンウイーク前にそうした状況になるのが望ましいが、簡単ではない」と述べた。
観光関連事業者による感染防止対策については、「Go Toトラベルは昨年12月28日までにおよそ8700万人泊の利用があった。その中で、滞在中、滞在後1週間ぐらいを含めて感染者は400人前後だった。観光関係者の自負というのは、しっかりした感染防止対策をとってきたし、観光地域でクラスターが起こったことがないということ。私もそう思っている」と述べた。