観光庁はこのほど、2017年度の「テーマ別観光による地方誘客事業」の支援先を発表した。16年度から継続して選定した6件に加え、アニメのロケ地“聖地”を巡るアニメツーリズムなど新規に7件を選定。地方への誘客につながる計13件の取り組みを支援する。
共通する観光テーマの下で、複数の地域のネットワーク化を促進。情報発信や周遊プランの策定、モニターツアーの催行など、協議会を設立して取り組む事業を国費で支援する。16年度に始まった事業で、17年度予算額は1億5100万円。
16年度から継続して支援するテーマ(カッコ内は協議会の代表者)は、エコツーリズム(日本エコツーリズム協会)▽街道観光(全国街道交流会議)▽酒蔵ツーリズム(アサツーディ・ケイ)▽社寺観光巡礼の旅(全日本社寺観光連盟)▽明治日本の産業革命遺産(産業遺産国民会議)▽ロケツーリズム(地域活性プランニング)。
17年度から新規に支援するテーマ(同)は、アニメツーリズム(アニメツーリズム協会)▽古民家などの歴史的資源(READYFOR)▽サイクルツーリズム(ウィズスポ)▽全国ご当地マラソン(パワーフロンティア)▽日本巡礼文化発祥の道(西国三十三所札所会)▽忍者ツーリズム(日本忍者協議会)▽百年料亭(ランドスタッフ)。
17年度の支援先は全国からの応募37件の中から選定した。