観光庁は、国内観光需要の喚起に向けた施策の一環として、エコツーリズムや産業観光などのニューツーリズムのモニターツアーを支援する。経済対策の補正予算を活用した事業。このほど全国で実施されるツアー67件を支援対象として採択した。ツアー後に参加者にアンケート調査などを実施、再訪意欲や消費額を検証し、今後の商品造成に役立てる。
モニターツアーは、旅行会社を含む地域の関係者が企画。日帰りから3泊4日まで、エコツーリズムや産業観光、文化観光、ヘルスツーリズム、グリーンツーリズムなど、さまざまな旅行商品が集まった。補助額の合計は8千万円。
事例を挙げると、網走市観光協会(北海道)などは、語り部ガイドが全コースを案内するオホーツクと網走の歴史、文化に触れる2泊3日のツアーを実施する。渡良瀬漁業協同組合(栃木県)などは、女性向けの日帰り釣り体験プランを提供。竹田市観光ツーリズム協会(大分県)などは、3泊4日で温泉を生かしたリフレッシュツアーを催行する。
12月24日〜1月7日に行われた支援対象の公募には、全国から164件が寄せられた。