観光庁は6月20日、外国人旅行者向けの観光案内所の受け入れ態勢整備を支援する事業で補助金の交付先の募集を開始した。日本政府観光局(JNTO)が運用する観光案内所認定制度で「カテゴリーⅡ」以上の認定を受けた案内所か、認定を受ける予定がある案内所が対象。応募の受け付けは7月20日まで。
補助の対象は、案内標識やデジタルサイネージなどの多言語表記に要する経費、無料公衆無線LAN環境の整備に要する経費、スタッフ研修やタブレット端末の導入など接遇向上に要する経費。費用の3分の1を上限に支援する。
応募対象の基準となる観光案内所認定制度のカテゴリーⅡの要件は、英語で対応するスタッフが常駐し、広域の観光・交通情報を提供できる機能があることなど。熊本地震の被害を受けた熊本県内の観光案内所については、カテゴリーⅠ以上で応募できる。
申請書類を作成して応募。書類の提出先は各地方運輸局など。