冬柴鐵三国土交通・観光立国担当相は9月26日、福田内閣での再任に伴う専門紙向けの記者会見で、観光立国推進基本計画に掲げた目標を実現するために、観光庁の創設が必要だとの見解を改めて示した。
冬柴大臣は、来年度の組織要求に盛り込んだ観光庁について、「観光立国推進基本法ができ、観光立国は国の重要課題に位置づけられている。国家行政組織法の第3条に定められた外局として、観光庁を設置したい」と意欲を語った。
さらに観光立国推進基本計画の達成について、「2010年までに訪日外国人観光客を1千万人、日本人の海外旅行者を2千万人にするなどの目標を掲げているが、これは大変な仕事だ。組織、体制を強化してこれらの目標を達成しなければならない」と述べた。
観光庁創設に意欲を示す冬柴国交相