観光庁の溝畑宏長官は、20日の専門紙向け定例会見で、2011年の訪日外客数が621万9千人となったことを受け、2012年の目標数値について「10年の861万人を上回る過去最高を目指す」と述べ、目安として900万人を掲げる考えを示した。
溝畑長官は「訪日客数の当初予想を上回る回復は、観光業界をはじめ関係者の取り組みによるところが大きい。12年はもとより将来的な目標である3千万人に向けて、早期に本格回復させたい」と述べた。
また、溝畑長官は17日に訪日客数の回復が鈍い韓国に出張したことを報告した。現地ではメディア30社が参加した記者会見、旅行業57社が参加した意見交換会に臨み、春節を前に訪日旅行をアピールした。