観光庁の髙橋一郎長官は6月17日、中国・北京市を訪問し、中国文化旅游部の副大臣級の幹部と会談した。日中間の観光交流の拡大について協議。コロナ禍などで2019年以来開催されていない日中韓観光大臣会合の早期実現などに関して意見が一致した。
髙橋長官は、中国文化旅游部国際交流合作局の高政局長と中国国家博物館で会談。観光交流の拡大、相互の地方誘客の促進、日中韓観光大臣会合の早期開催などについて協議した。髙橋長官は6月19日の記者会見で、「いずれの点でも高政局長から、共に力を尽くそう、といった前向きな発言があった」と説明した。
日中韓観光大臣会合は、3カ国の観光分野の協力などを協議する会議。開催地は3カ国の持ち回り。19年8月に韓国・仁川市で開催されて以降は開かれていない。次の開催地は日本だが、具体的な時期や開催予定地は未発表。観光庁は、韓国を含めた3カ国で具体化を進めたい考え。
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