観光庁は、2018年度の「産学連携による観光産業の中核人材育成・強化事業」で、新規に大学3校を採択した。地域の観光産業に携わる人材の育成を目的にした講座を各大学で開講する。採択校は神戸山手大学、信州大学、横浜商科大学。17年度までの採択校を含め、18年度には全国10大学で講座が開講される。
神戸山手大学では、旅館業、旅行業、DMOなどの従事者を対象に「デスティネーションマネージャー養成課程」を開講。信州大学では、宿泊業、飲食業、旅行業、観光団体、行政の若手などを対象に「山岳観光資源を活かしたユニバーサルツーリズム推進人材育成」の講座を開く。横浜商科大学では、「MICEビジネスに従事する中核人材育成講座」を開講する。
17年度の採択校、青森大学、鹿児島大学、東洋大学、明海大学でも講座が開かれる。16年度以前の採択校、小樽商科大学、大分大学、和歌山大学は、継続して講座を開くが、観光庁が実施主体ではなく、独自の開催となる。
日程や募集の詳細は、4月以降に観光庁ホームページなどで発表する。