政府の観光立国推進戦略会議の観光実務に関するワーキンググループ(=WG、座長=須田寛・JR東海相談役)は3日、第4回会合を開き、外国人旅行者を2020年に2000万人にするための中長期戦略案について議論した。戦略案には、日本の洗練された文化芸術、独自の生活文化などを核に、旅行者にあこがれを抱かせる「プレミアム・デスティネーション」として日本のブランドを確立し、質の高いサービス提供を目指すことなどを盛り込んだ。
WGでの議論は最終回で、戦略案を上部委員会にあたる戦略会議(座長=牛尾治朗・ウシオ電機会長)に提出、3月末までに政府などへの提言としてまとめる。