国土交通省が速報値として発表した2017年(1~12月)の訪日クルーズ旅客数は、前年比27・2%増の253万3千人となった。同年のクルーズ船の寄港回数(外国船社、日本船社の合計)は、同37・1%増の2765回だった。ともに過去最高を記録した。
訪日クルーズ旅客数は法務省集計の入国者数で概数。1回のクルーズで複数の港に寄港した旅客は1人として計上する。15年に年間100万人を突破して以降も年々増加。政府では20年に500万人の目標を掲げている。
外国船社が運航するクルーズ船の寄港回数は、中国発の増加などで同39・6%増の2014回。港湾別の上位は、①博多309回②長崎262回③那覇217回④石垣、平良129回(同数)。
日本船社が運航するクルーズ船の寄港回数は、同30・8%増の751回。港湾別の上位は、①横浜121回②神戸73回③名古屋30回④ベラビスタマリーナ(広島・尾道)28回⑤東京、宮島19回(同数)。