観光庁は9日、2022年度補正予算を活用した補助事業「訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業(インバウンド安全・安心対策推進事業)」の公募を開始した。観光施設や観光案内所を対象に、感染症対策機器などの整備、災害時の避難所機能の強化などを支援する。病院などにおける外国人患者の受け入れ機能の強化にも補助金を交付する。
申請の受け付け期間は9月29日までだが、予算がなくなり次第、予告なしで終了する。
補助事業のメニューは次の4種。(1)観光施設などにおける感染症対策機器などの整備(2)災害時の観光施設などにおける避難所機能の強化(3)災害時・急病時の観光施設などにおける多言語対応機能の強化(4)訪日外国人患者受け入れ機能の強化。
(1)~(3)の事業の補助対象となる主な施設は、訪日外国人旅行者が毎年一定数訪れている次の施設。神社、寺院、教会▽城跡、城郭▽庭園、公園▽動植物園、水族館▽博物館、美術館▽テーマパーク▽観光案内所▽道の駅、みなとオアシス―など。
会員向け記事です。