日本旅館協会北海道支部連合会は10日、会員旅館を対象とした今年3月の宿泊実績調査の結果をまとめた=表。3月の宿泊人員は前年同月の実績に対して1・1%増で、国内客が減少したが、訪日客が増加した。一方で売り上げは4・3%減となった。
回答施設数は、北海道の主な観光地、温泉地14地区に所在する102軒。
宿泊人員の内訳は、国内客が4・5%減、訪日客が23・2%増。3月上旬の悪天候で宿泊キャンセルが発生した施設がある。インバウンドは東アジア、東南アジアを中心に好調だったとみられる。
宿泊人員が前年同月に対してプラスとなったのは9地区。売り上げがプラスとなったのは4地区だった。宿泊人員、売り上げの両方がプラスだったのは、「網走・網走湖・北見・温根湯温泉」「登別温泉・カルルス温泉」「定山渓温泉・小金湯温泉」「余市・倶知安・ニセコ・岩内」の4地区。