「鉄印帳」事業を共同で推進する読売旅行と旅行読売出版社、第三セクター鉄道等協議会(三セク協)は、「鉄印帳東北・道南エリア版」を10月4日に発売した。
鉄印帳は御朱印帳の鉄道版として2020年7月、三セク協に加盟する40の鉄道会社で開始。販売冊数が7万冊、各鉄道会社が販売する鉄印が70万枚を超えるヒット作になっている。
ただ、「鉄印を集めたいが、40社全てを集めるのは大変」との声があり、全国を巡るハードルの高さがファン拡大へのネックになっていた。
今回、鉄印をより手軽に集められるようにとエリアを限定した鉄印帳を企画した。東北・道南エリア版はその第1弾となる。
既存の三セク協の北海道・東北地区の会員8社に、東北の19の鉄道会社が加盟する東北鉄道協会の会員6社を加え、計14社の鉄印を集めてもらう。
「新しい鉄道が加わることで鉄印帳の魅力をさらに高めるとともに、東北エリアにおける旅行者の周遊促進や滞在時間の増加などの効果が期待できる」と主催者。
今後、各地のエリア版を企画するとともに、連携する鉄道会社を増やす予定という。
鉄印帳は縦160ミリ×横115ミリで中面24ページ。価格1650円。鉄印は300円から。
今回の参加14社は、道南いさりび鉄道▽青い森鉄道▽弘南鉄道▽津軽鉄道▽青函トンネル記念館▽三陸鉄道▽IGRいわて銀河鉄道▽秋田内陸縦貫鉄道▽由利高原鉄道▽山形鉄道▽仙台空港鉄道▽阿武隈急行▽福島交通(飯坂線)▽会津鉄道。