読売旅行協定旅館ホテル連盟(佐藤信幸会長=山形県・日本の宿古窯、720会員)と読売旅行契約指定協会(中島四郎会長=島根県・鴎外村ふる里、674会員)は10日、東京の京王プラザホテルで総会を開き、毎年の通常総会を隔年開催にする規約の一部改正を承認した。会費の有効活用が狙いで、連盟・協会の地区会(全国10カ所)と会社が行っている共同の誘客事業を今後一層強化する。
通常総会は2年に1度の役員改選期に行い、その間の年は理事らが出席の理事会総会を開く。来年は理事会総会となる。
また連盟と協会の役員改選期を合わせるため、連盟の佐藤会長の任期を今期に限り2年から3年に延長した。協会は今総会で役員改選を行い、中島会長を再選した。
それぞれの通常総会に続き、会社の役員を交えた合同総会を開催。連盟の佐藤会長は「読売旅行のお客さまに満足いただけるよう、今後もサービスに努めたい」、中島会長は「読売旅行は好調に売り上げを伸ばしており、われわれも心強く感じている。この力をぜひ継続していただきたい」と述べた。
読売旅行の小笠原忍社長は、会社の業績について「2012年度は売り上げが前年比5%増、営業利益が2.4倍の増収増益。営業利益は史上3位、当期利益は史上最高になった」と報告。「法人営業や海外旅行など(が好調で)、収益源が多様化したことが原因。この勢いをいかに維持するかが今年度以降のテーマだ」とした。
内藤豊常務は「ツアーの実施率を高めようと努力したことも好調の要因。読売グループと連携を深め、他社にない切り口で、今後も誘客に努めたい」と述べた。
契約指定協会の新役員は次の通り(敬称略)。
名誉会長=小笠原忍(読売旅行社長)▽会長=中島四郎(島根・鴎外村ふる里)▽副会長=松井道昭(京都・松井物産)、西村好平(香川・にしきや)、久保田徹(沖縄・優美堂)、佐藤雅高(宮崎・千穂の家)、小野寺邦夫(岩手・平泉レストハウス)、村上光田(長野・福生院)、松尾建二(北海道・松尾ジンギスカン)