読売旅連会長に道後温泉・ホテル葛城の大木氏


大木会長

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 読売旅行協定旅館ホテル連盟(佐藤信幸会長=山形県・日本の宿古窯、671会員)と読売旅行契約指定協会(中島四郎会長=島根県・鷗外村ふる里、640会員)は7日、東京の京王プラザホテルで平成27年度通常総会を開いた。2年間の任期満了に伴う役員改選で協定旅館ホテル連盟の佐藤会長が退任し、後任に大木正治会長代行(愛媛県・ホテル葛城)が就任した。契約指定協会の中島会長は留任した。

 連盟・協会は会員による通常総会と理事らによる理事会総会を隔年で行っており、今年は2年ぶりの通常総会となった。連盟と協会がそれぞれの総会で議案を審議。その後、全体で合同総会を開いた。

 この席で旅連の大木新会長は「われわれの使命は新しい商品を作り、磨き上げること。読売旅行としっかりスクラムを組み、全国津々浦々まで送客していただけるよう、一生懸命がんばりたい」とあいさつ。

 契約指定協会の中島会長は「40年近く商売をしているが、今が一番厳しい。バスの新料金制度の影響だ。われわれ一同、業界挙げて規制緩和をお願いし、お客さまには安全にはコストがかかることを訴える必要がある」と述べた。

 読売旅行の江﨑丈社長は「昨年は消費税がアップし、自然災害が相次ぐなど逆風の強い年だったが、皆さまのご支援のおかげで最終的に黒字を残せた。今年はバスの新しい公示運賃が本格的に施行され、日帰りバス旅行の単価が平均2500円上がるなど苦戦している。その分、列車や飛行機利用の商品に力を入れており、国内旅行については第1四半期で前年を少し上回る予約をいただいている。バス旅行の買い控えには、魅力的な商品を作ること以外に対策はないと思う。商品に磨きをかけ、皆さまにたくさんのお客さまを送れるようがんばりたい」と述べた。

 江﨑社長はまた、読売新聞社との共同企画「読売ロマンの旅」の販売実績にふれ、「昨年は目標の30万人を上回る36万人を達成できた。今年は近畿、山陰・山陽を中心に企画し、目標の30万人に対して、既に24万人のお客さまに利用または予約をいただいている」と報告した。

 連盟・協会の今年度事業は、読売旅行とのコラボによる全国10地区会ごとの誘客事業など。

 【新役員・協定旅館ホテル連盟】(敬称略)
 名誉会長=江﨑丈(読売旅行)▽最高顧問=佐藤信幸(山形県・日本の宿古窯)▽会長=大木正治(愛媛県・ホテル葛城)▽副会長=小野友勇喜(北海道・登別石水亭)、小田孝信(石川県・加賀屋)、小田尚史(愛知県・松風園)、沼田久博(和歌山県・むさし)、岩崎元孝(鳥取県・依山楼岩崎)、高塚悌治(茨城県・潮来ホテル)、大久保紘一(群馬県・昔心の宿金みどり)、當山智士(沖縄県・沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ)、河津豊四郎(熊本県・杖立観光ホテルひぜんや)、桑波田邦彦(岩手県・結びの宿愛隣館)

 【同・契約指定協会】(同)
 名誉会長=江﨑丈(読売旅行)▽会長=中島四郎(島根県・鷗外村ふる里)▽副会長=松井道昭(京都府・松井物産)、西村好平(香川県・にしきや)、久保田徹(沖縄県・優美堂)、佐藤雅高(宮崎県・千穂の家)、小野寺邦夫(岩手県・平泉レストハウス)、村上光田(長野県・福生院)、松尾建二(北海道・松尾ジンギスカン)

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