通期は2期連続で両社赤字予想
JALグループ(JAL)とANAホールディングス(ANA)はこのほど、2022年3月期中間決算(21年4月1日~9月30日)を発表した。好調が続く貨物や東京オリンピック・パラリンピック(東京オリパラ)開催による国際旅客需要があるも、コロナ禍の影響が続き全体の旅客需要は低調。両者とも2年連続で大幅な赤字となった。通期連結業績でもJALが1460億円の赤字、ANAが1千億円の赤字と2年連続の最終赤字を見込んでいる。
JALはグループ連結売上高が前年同期比49.2%増の2906億4700万円、EBITが1518億4600万円。純損失は1005億7500万円と前年から約562億円改善した。コロナ禍の長期化で国際旅客需要は限定的に。国内旅客需要も感染再拡大などの影響で回復は鈍く、旅客は厳しい状況が続いた。一方、航空貨物は国際貨物を中心に需要増となった。
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