農協観光は6月27日開いた株主総会で、2022年度事業と決算の内容を報告、承認した。旅行需要の回復に伴い、取扱高や売上高が増加し、赤字幅は大きく圧縮。黒字には至らなかったものの、第三者割当による優先株式の発行や引受などで、課題となっていた債務超過は3月末をもって解消した。
22年度の取扱高は185億3053万円(前年度84億9802万円)、売上高は76億3046万円(同27億6778万円)、営業収益25億8851万円(同13億6347万円)となり、大幅に増加。
一方、経常損失は6億6305万円(同23億7044万円の損失)、当期純損失は6億8362万円(同16億7029万円の損失)で、赤字は大きく減ったものの、黒字化は達成できなかった。ただ、23年度は2カ月連続で事業目標を達成しており、手ごたえを感じている。
会員向け記事です。