農林水産省は4日、「うちの郷土料理~次世代に伝えたい大切な味~」データベースに17県492品目を追加したと発表した。
今回、17県492品目の情報を追加しましたのでお知らせします。
- 1.食文化継承の課題
平成25(2013)年に「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されていますが、食の多様化や家庭環境の変化等を背景に、地域固有の多様な食文化を受け継ぎ伝えることが課題となっています。
- 2.郷土料理データベース「うちの郷土料理」の概要
農林水産省では、全国各地の郷土料理を次世代に継承していくことを目的として、令和元(2019)年度からデータベース「うちの郷土料理~次世代に伝えたい大切な味~」を公開しています。
今回、17県の郷土料理492品目の情報を追加し、公開済みの情報と合わせて掲載情報は27道府県786品目となりました。
郷土料理の情報に加え、「AREA STORIES(エリアストーリーズ)」として、地域の風土や食文化に関する情報を、動画も交えて掲載しています。
なお、令和3(2021)年度末までに47都道府県の情報掲載を完了する予定です。
追加した17県
青森県、宮城県、千葉県、山梨県、長野県、新潟県、福井県、三重県、滋賀県、奈良県、和歌山県、鳥取県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、宮崎県
- 3.「うちの郷土料理」の活用法
「うちの郷土料理」は、以下のように活用できます。
(1)全国各地の郷土料理を「知る」ことができます。
郷土料理の伝承地域や使用食材、歴史・由来・関連行事、食習の機会や時季、保存・継承の取組などを「知る」ことができます。
(2)掲載している郷土料理を「作る」ことができます。
郷土料理のレシピを掲載しており、このうち一部(101品目)は、調理動画も参考に、「作る」ことができます。
(3)郷土料理の画像を「活用する」ことができます。
郷土料理の画像を、ダウンロードして「活用する」ことができます。
※活用する場合は、事前に農林水産省Webサイト「リンクについて・著作権」を確認いただき、記載されているルールへの同意が必要です。
- 4.参考
うちの郷土料理~次世代に伝えたい大切な味~
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/index.html