近ツー、社員の救命講習受講を義務化


 近畿日本ツーリストはこのほど、主に団体旅行などの業務中に緊急事態が発生した場合の対応体制を定め、その一環として社員の救命講習受講を義務化した。3月までに社員の受講率100%を目指す。

 社員が添乗中や営業中の事故、所属・居住地域での事故に遭遇した場合に速やかに対応できるよう、人工呼吸や止血法、心肺蘇生のために使うAED(自動体外式除細動器)の扱いができる救命技術を取得するための講習を実施。いざという時に慌てず、冷静に救命活動ができるようにする。

 計画では、1月末で全社員(約2千人)の50%、3月末で100%の受講率を目指す。

 同社の社員、添乗員は、緊急時の対応事項や緊急連絡先などが記載された「緊急時対応携帯カード」を携帯している。

 
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