三田社長の基調講演
近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟（近旅連）関西連合会は5日、京都市の新・都ホテルで「顔の見える関係性づくり」をコンセプトに「第3回オール関西 国内大商談会」を開いた。近旅連会員、近畿日本ツーリスト関西の社員ら152人が参加した。
大商談会は、支店、団体、ウェブなど32のブースに分かれて、マッチングを実施。会場では全参加者の顔などプロフィールを紹介するパンフレットが配布された。
会場では三田周作・近畿日本ツーリスト関西社長が基調講演。三田社長は同社の基本方針を（1）お客さま基点（2）（人と組織の）成長と連携（3）公正（法令順守）と公平（4）「Ｂａｄ ｉｓ Ｆｉｒｓｔ」とし、今年度のスローガンを「お客さまの不（不信、不満、不便）と向き合う」と説明。
また団体旅行の重点推進事項を（1）教育旅行の基盤づくり（2）近鉄グループのネットワーク拡販（3）ＭＩＣＥ事業の拡販（4）地域誘客事業の強化、個人旅行の重点推進事項を（1）ウェブ販売の拡大（2）クラブツーリズム商品の販売拡大と協業（3）直営店舗の接遇力向上―とそれぞれ説明した。
三田社長は「西日本豪雨で多くのキャンセルが出たが、ウェブに比べてリアルはかなり持ちこたえたと聞いた。団体の営業マンや店頭が丁寧に実情を話したため、旅行に来ていただいた方が多かったのだと思う。われわれリアル店舗の使命は正しい情報や、旅行へ行くことが被災地の復興支援になることをしっかり伝えることだ」と述べた。
三田社長の基調講演
