![奈良県南部の霊場・大峯山を視察](https://i0.wp.com/www.kankokeizai.com/wp-content/uploads/06-220.jpg?resize=320%2C320&ssl=1)
奈良県南部の霊場・大峯山を視察
国土交通省近畿運輸局はこのほど、今年9月の台風12号に伴う豪雨などの影響で観光への風評被害を受けている奈良県、和歌山県へのモニターツアーを実施した。台風被害から復旧し、平常通りに観光ができるにもかかわらず、観光客が回復しない地域や風評被害を受けた地域をメディアや旅行会社に視察してもらった。視察を通じて旅行者に安全と安心のメッセージが伝わるよう促進する。
台風12号は紀伊半島地域に被害をもたらし、土砂崩れや河川の氾濫を各地に引き起こした。復旧が進められたものの、風評は根強く、直接的に被害のなかった観光地や温泉地でも観光客が大幅に減少した。
11月24、25日のツアーは近畿運輸局の主催で、ウェブ上で情報発信を行う企業や、大学で新聞を発行する大学生、通訳ガイド、旅行関係の専門紙を招待。奈良県南部の吉野、洞川温泉と天川村を視察してもらった。また、29、30日にもツアーを実施し、地方紙系列の旅行会社が、三重県の伊勢神宮、和歌山県の那智勝浦と熊野本宮を視察した。
また、日本旅行業協会が主催するツアーも12月2、3日に実施された。会員による和歌山県の白浜、熊野本宮、新宮、那智勝浦、奈良県の十津川村の視察が行われた。
近畿運輸局では、現場視察の結果を踏まえ、メディアに正確な情報発信を期待するほか、旅行会社による風評被害地域の商品造成などを支援していく予定。
![奈良県南部の霊場・大峯山を視察](https://i0.wp.com/www.kankokeizai.com/wp-content/uploads/06-220.jpg)
奈良県南部の霊場・大峯山を視察