JRグループの鉄道情報システム(JRシステム、TEL03・5334・0671)は、旅館・ホテル向けの送客通知端末「らく通」の機能を増強し、従来の旅行会社に加えてネットエージェントや予約エンジンも一元的に管理できる新製品を開発。発売は4月を予定する。
新製品は、トランスネットのインターネット予約サイト一元管理ツール「らくじゃん」との連携を強化した。旅行会社と同様にネットエージェントや予約エンジンからの宿泊予約通知情報も統一されたフォーマットにより1つの画面で処理できる。宿泊票の作成や客室在庫の管理、ホテルシステム(PMS)とのデータ連携、分析集計が行え、旅館・ホテルの多様化する販売チャネルを効率的に管理する。
旅館・ホテルの既存のパソコンを使って大幅なコストダウンを図ったうえ、簡単かつスピーディに導入できるソフトウェアのみの販売を基本とすることで、利用料金は低廉に抑える。「鉄道ネットワークの運営で培った万全のサポート体制は従来通り」(JRシステム)。
近年、大手旅行会社だけでなくネットエージェントや予約エンジンなどからの宿泊予約通知情報の取り扱いが増加。宿泊予約の現場では、さまざまなチャネルに個別の対応が求められ業務が煩雑化してきている。
らく通の宿泊台帳画面