日本旅行協定旅館ホテル連盟(日旅連、桑島繁行会長=北海道・知床グランドホテル北こぶし、2千会員)は2月22日、東京の浅草ビューホテルで通常総会を開いた。今年度事業計画として、日本旅行の新中期経営計画「VALUE UP 2020」に呼応して、会社の法人営業、個人旅行営業、国際旅行の各部門と連携を強化。会員施設の宿泊販売拡大を目指す。日本旅行の社員との商談会も全国各地で開催する。
若手会員による組織、営業推進委員会の国内旅行活性化委員会が法人営業、成長戦略委員会が個人旅行営業、インバウンド部会が国際旅行の各部門と連携し、販売拡大に向けた施策を議論する。
日本旅行の営業マンとのマンツーマンの商談会「ワークショップ」を東日本、中部、西日本、九州の各地で開催する。7月に九州(5日、福岡市・ホテルニューオータニ博多)、西日本(10日、大阪市・大阪国際会議場)、東日本(24日、東京都・リーガロイヤルホテル東京)、8月に中部(日時未定)で予定している。
営業推進委員ら若手経営者対象のセミナー「第10回日旅連塾」は5月15日に開催。
海外での日本旅行関連イベントにも参加協力する。5月25、26日は中国・大連で訪日事情セミナーと「アカシアウオーキング大会」、6月22~24日は台湾・台北で「日本の観光・物産博」に参加する。観光・物産博に合わせて6月20、21日は台中と高雄で現地の旅行業者との商談会を開催する。
昨年の総会で就任した桑島会長は「会社が掲げた新中期経営計画に全面協力し、旅館券を増売するとともに、会社とのウィン・ウィンの関係を目指す。社員とのコミュニケーションを深めるワークショップは、現在の4カ所からさらに増やしていきたい」とあいさつ。
日本旅行の堀坂明弘社長は「国内の人の動きを活発にするとともに、海外の人を皆さまの施設にお送りするための、リアルエージェントならではの仕組みと工夫が問われている。日旅連の皆さまとざっくばらんに議論したい」と述べた。