道後温泉本館では、プロジェクションマッピング「道後温泉×ネイキッド MESSAGE-火の鳥、到来-」を4月27日から開始する。
■道後温泉本館ライトアップ「火の鳥・ネイキッドRe:LIGHT -再生への灯り-」が「進化」
「道後温泉本館の保存修理工事の観光資源化」のために、松山市が取り組む道後REBORNプロジェクト。総合エンターテインメント企業株式会社ポニーキャニオン(本社:東京都港区 代表取締役社長:吉村隆)や大手旅行会社株式会社日本旅行(本社:東京都中央区 代表取締役社長:堀坂明弘)他数社が、道後温泉本館の保存修理工事の期間のうち、約3年にわたりこの期間にしかないプレミアムな体験を提供するため、様々なコンテンツを通じてその魅力を発信し続けている。プロジェクトでは、日本のストーリーマンガの先駆者、手塚治虫のライフワークといえる漫画「火の鳥」のキャラクターとコラボレーション。永遠の生命の象徴である「火の鳥」を、保存修理工事を経て「再生」しようとする道後温泉本館のシンボルとして掲げた。2019年1月15日、プロジェクト第1弾として、道後温泉本館の顔とも言える西面玄関棟に、「火の鳥、到来」をキャッチコピーに、プロジェクトのシンボルマークをあしらった日除け幕と灯籠を設置。さらに2月1日。本館への入口が、明治期に使われていた北側に変更されたことをきっかけに、その「二の湯」入口の2階部分には、訪れる人々を迎えるように火の鳥のオブジェが出現。また、デジタルアートコンテンツの大手、ネイキッドによる道後温泉本館ライトアップ「火の鳥・ネイキッドRe:LIGHT -再生への灯り-」がスタート。火の鳥のオブジェを中心に、幻想的な音と光のアートが18時から21時30分の間、15分毎に展開され、訪れる人々の注目を浴びている。そのライトアップが、いよいよこのゴールデンウィークから、プロジェクションマッピングに進化することとなった。
■古代と未来をつなぐ「オノマトペ」を取り入れたプロジェクションマッピング
「オノマトペ」とは、事象や動作を音として表す表現方法。古事記の国生みの物語で、イザナギとイザナミが海水を矛でかき混ぜる際に「こおろこおろ」と掻き回したとの擬音の表現が登場する。また、無音や静寂を表す「シーン」という表現を編み出したのは手塚治虫であると言われる。以来、時代に合わせて擬音表現「オノマトペ」は進化を続けてきた。「道後温泉×ネイキッド MESSAGE-火の鳥、到来-」では、この「オノマトペ」を演出に取り入れ、明治の改築から125年を迎えた道後温泉本館を舞台に、遠い過去から遥か未来までを行き来する「火の鳥」が、道後温泉に「到来」し、この地に永遠の生命を注ぎ込むストーリーを描き、新たなプロジェクションマッピングでの表現を生み出す。プロジェクションマッピングは、現在、手塚プロダクションが制作中のオリジナルアニメーション「火の鳥”道後温泉編”」と連動。アニメは「火の鳥」のスピンオフ的内容として描かれ、道後温泉に残る「玉の石」伝説を元に、道後温泉の守り神であるオオクニヌシとスクナヒコナが道後温泉で火の鳥に出会うエピソードと、西暦596年、飛鳥時代に聖徳太子が道後温泉に来浴した伝説をテーマにした物語が展開されている。アニメは5月24日にインターネット上で公開される予定となっている。
■「令和」。新たな時代の到来と、道後温泉本館
神話時代から飛鳥時代、そして現代まで、歴史に様々な足跡を刻んできた道後温泉本館。明治27年の改築の翌年には、夏目漱石と正岡子規が訪れ、後に小説「坊っちゃん」の誕生につながることはよく知られている。4月10日、その改築から125年を経て、その雄姿と歴史を後世に引き継ぐための保存修理工事がいよいよ本格化していく。重要文化財の公衆浴場を営業しながら保存修理工事をするのは日本初。工事中も入浴を楽しめ、道後温泉に残る様々な歴史に触れ、楽しむことが出来る。いよいよ新時代を迎える日本。新元号「令和」は初めて国書・「万葉集」からとられたものだが、伝統に根ざし、新たな時代に向け、道後温泉の外湯文化、様々な歴史など、日本文化を大切に守り伝えていこうとしている松山市、そして道後REBORNプロジェクトに益々注目が集まる。
「道後温泉×ネイキッド MESSAGE-火の鳥、到来-」
4月27日(土曜日)スタート 毎日19時~21時30分(道後温泉本館北面・15分毎)
観覧無料
主催:松山市
企画・演出:NAKED Inc.(ディレクター:西村祥、テクニカルディレクター:柴田拓也)
制作:PONY CANYON
音楽:野見祐二
©TEZUKA PRODUCTIONS
株式会社ネイキッドについてはコチラ
ネイキッド公式サイト
http://naked-inc.com
オリジナルアニメ「火の鳥”道後温泉編”」予告編公開中
道後REBORNプロジェクトについてはコチラ
道後REBORN公式サイト
https://dogoreborn.info