熊本県和水町と江崎グリコ(大阪市)は昨年秋から、「江崎グリコ×金栗四三」企画展を開催している。「日本マラソンの父」と称される金栗四三ゆかりの品を展示し、その偉大な足跡をたどる催し。今後、埼玉、千葉両県で開催を予定している。
1月にスタートしたNHK大河ドラマ「いだてん」の主人公として注目される金栗四三。日本人として初めて五輪に出場し、「東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」の創設にも関わるなど、陸上競技の発展に尽くした人物だ。江崎グリコの「2代目ゴールインマーク」のモデルの一人でもある。
企画展では金栗四三の等身大パネルや獲得したメダルを展示。ストックホルム五輪で着用したユニフォーム、五輪の国内予選会優勝カップ、走行時に着用していた足袋のレプリカも展示している。既に神戸市、大阪市で開催。今後は2月9~27日に埼玉県北本市の「グリコピア・イースト」、3月2~21日に千葉県野田市の「グリコピアCHIBA」(ともに江崎グリコの施設)で開催する。見学には各施設への予約が必要。
大阪市で開かれた企画展の様子