JRグループの鉄道情報システム(JRシステム)はこのほど、送客通知システム「らく通」の販売促進を図るため、小規模な旅館・ホテル向けの製品を発売した。客室数50室未満が対象で、機能、性能は変えずに月額利用料金などを安くした。
新製品の料金体系は旅行会社、ネットエージェントの予約通知を一元管理できる「らく通プラス」の場合、月額利用料金は1万9800円。ネットエージェントのみの予約通知を管理する「同・ネット版」の場合は、同9800円とした(初期費用はそれぞれ10万円)。これまでと比べると、それぞれ7200円と5200円の割引となる。
また、オプション料金も従来に比べ33%低減した。対象は、(1)らく通とホテルシステム(PMS)とのデータ連携(2)同一施設内に複数台のらく通(遠隔管理)設置(3)宿泊帳票のカスタマイズ。
PMSとのデータ連携費用は、初期導入時の一括払いを、従来に比べ10万円安い20万円に変更した。さらに一括払いの他に月額3千円で利用できる料金体系も追加した。同一施設内に複数台のらく通を設置する費用は2台までを無料とし、3台目以降の料金を同5万円安い10万円に変更した。宿泊帳票のカスタマイズ料金は、1帳票あたり同5万円安い10万円に変更した。
「今後も、旅館・ホテルの多様化するニーズにこたえられる製品を、より低廉な料金で販売していく」と同社。
問い合わせ先は、JRシステム(TEL03・5334・0671)。