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レストラン「on the lake」
長崎県雲仙温泉にある旅館「東園」(27室)の客室は、露天風呂付きや、特別室、和洋室などがあり、多様な顧客のニーズに対応。また、個人、グループ客に加え、団体客の受け入れも積極的で、最大230人を収容できる200畳の宴会場を用意している。
自慢の温泉も堪能したい。すべて自家源泉を使用した温泉は、かけ流しで提供。大浴場、露天風呂は、眼下におしどりの池と雲仙の山々を望む絶景のロケーションが特徴だ。泉質は単純酸性温泉で、メタケイ酸が多く含まれる美肌の湯となっている。
食事は部屋食、食事処などで提供している。最近ではレストランのリニューアルを相次いで行っており、おしどりの池を望む「on the lake」は2021年に、幻想的で神秘的な雲の中をイメージした「in the cloud」は今年の4月にオープンした。
レストラン「on the lake」
同館は「美食の宿」を標榜(ひょうぼう)する。有明海から揚がる新鮮な魚介類や、雲仙・島原で収穫される旬の野菜を使用した懐石料理が評判だ。野菜は調理スタッフ自らが毎朝市場に足を運び仕入れを行う。
レストランでは顧客の目の前で握るすしが人気。雲仙あか牛を温泉で蒸して仕上げる温泉蒸しや、綿あめを乗せて提供する「雲のすき焼き」も評判だ。
同館ではon the lakeがオープンした21年から飲料メニューの改善を図り、サントリー商品の取り扱いを増やした。社長室長の石田莉恵氏はその狙いをこう話す。「県内きっての高級旅館として、飲料にもそれなりのクオリティを求めた」。また、自身もプレミアムビールの「ザ・プレミアム・モルツ(プレモル)」が好きだったことも後押しした。
有明海から揚がる新鮮な魚介類や、雲仙・島原で収穫される旬の野菜を使用した懐石料理
石田社長
同館は、生ビールをプレモルで、瓶ビールは、今年から業務用が販売された「サントリー生ビール」を提供。サントリー生ビールはスタッフが試飲をし、「おいしい」と評価が高かったため導入を決めた。プレモル生は、品質管理を徹底するために毎日のサーバー洗浄はもちろん、サントリーが定期的にメンテナンスを実施。そのため顧客からの評判は上々という。
ほかにも、サントリーのウイスキーが支持されている。同館では「角瓶」に加え、高級ウイスキーの「知多」と「碧Ao」をラインアップ。ウイスキーは、炭酸で割って出すハイボールが評判だ。特に知多を使用したハイボールが一番人気となっており、おいしい炭酸を作る専用サーバーも導入済みだ。ほかにも女性客を中心に同社のレモンサワーや、グレープフルーツサワーが売れている。
石田氏は、「新しくなったレストランで、自慢の料理と、さらにおいしくなった飲み物を楽しんでほしい」と話している。
ザ・プレミアム・モルツ