長崎県 五島市は10日、訪日インバウンド向けショートムービー「A vacation of pilgrimage」を公開したと発表した。
長崎県五島市(市長:野口 市太郎)は、株式会社⻑崎国際テレビ(本社:⻑崎市出島町、代表取締役社⻑:川畑 年弘)と連携して、訪日インバウンド向けショートムービーを制作し公開しました。
この映像は総務省の令和4年度「映像コンテンツを活用した地域情報発信実証事業」の一環で制作し、世界遺産「潜伏キリシタン関連遺産」を巡る旅の中で出会う豊かな自然と多彩な文化性、地元住民との触れ合いを訴求しています。
本事業は地域経済の活性化やソフトパワーの強化に貢献する観点から、総務省が放送コンテンツの海外展開を推進するもので、情報発信主体と映像制作者が協業し、映像コンテンツを制作・活用し、地域情報発信を推進することを目的とした事業です。今回制作した映像は2023年1月23日より英国、1月24日よりフランスでそれぞれ放送しています。
五島市では本事業を通して五島市における総合的な旅行スタイルである「①教会等を自転車で巡るサイクルツーリズム」「②地域住民との触れ合うサステナブルツーリズム」「③自然を楽しむネイチャーツーリズム」を英国・フランスにPRしていきます。
■放送・配信詳細
<国外放送>英国 Discovery Channel UK 、フランス Discovery Channel FR
※90秒バージョン放映予定
<国外配信>英国 Discovery+、フランス Eurosport FR
※30秒バージョン配信予定
<国内配信>YouTube「五島市公式チャンネル」内で公開中
※URL:https://www.youtube.com/watch?v=rvuoadUT5pY&t=21s
※約3分バージョン公開中
■「A vacation of pilgrimage(日本の西の果てにある島で巡礼の旅)」ストーリー
久しぶりに再会することになった3人の外国人が選んだ再会の地は、日本の西の果てにある島、五島列島。その島には世界遺産の「潜伏キリシタン関連遺産」にまつわる教会が多く点在する。潜伏キリシタン?なんだろう、それは。
3人はそれぞれの旅路を歩み、迷いながらも五島で再会を果たし、数奇の運命をもつ「潜伏キリシタン関連遺産」を訪れる。
島の豊かな自然文化や地元の人々との温かい交流を経ながらめぐる唯一無二の巡礼の旅。そんなかけがのない旅の体験がこの島を舞台に物語られる。
■担当者のコメント(地域振興部 文化観光課 参事兼観光物産班係長 菅 達郎)
今回、総務省の事業を活用させていただき、地元の長崎国際テレビさんと連携して英仏向けの動画を作成しました。
世界遺産の巡礼をテーマとして、その構成資産である教会はもちろん、美しいビーチ、荒々しい断崖、釣り、新鮮な刺身、五島うどん、親しみやすい住民の方々など、当市の魅力を十分に伝えることができるものになったのではないかと思います。
九州の西の果ての離島である当市において、インバウンドのお客様を見かけることはほとんどありませんでしたが、この動画をきっかけとして来島してもらえることを期待しています。